
PERSON
社員が語る仕事とやりがい

条件が悪い

日本コンベヤに入社した決め手はなんですか?
大学では機械設計を学んでいましたが、私自身、細かい部品の設計よりも、Google Mapで見えるようなスケールの大きい構造物に惹かれ、「こんな大きなものを自分の手で設計できたら面白そうだ」と感じたことがきっかけです。入社後は構造設計という、思ってもいなかった分野に携わることになりました。最初は驚きもありましたが、実際に関わってみると非常に奥が深く、大きな構造物を支えるという責任感や達成感を感じられる点が、自分にとって大きなやりがいになっています。勉強することはまだまだ多いですが、スケールの大きな設計に関わる面白さを実感できる職場だと感じ、入社して良かったと感じています。

現在の仕事内容とやりがいを感じる瞬間を教えてください。
主に、立体駐車装置の構造設計を担当しています。私たちが扱っているのは、マンションにあるような2段式ではなく、高さのある精度の高いタワー式の装置です。こうした装置は、地震などの災害時にも安全であることが求められるため、震度5程度では問題なく耐えられること、万が一震度7クラスの大地震が起きた場合でも倒壊しないか、また倒れるとしたらどのように壊れるのかまでを検証し、安全性を確保します。構造設計では、鉄骨の太さや強度を検討するだけでなく、足元の基礎までしっかり確認し、構造全体の安定性を確保することが重要です。また、限られた寸法の中で、どのような部材を使えばより細く、軽量化できるかを考えるのもやりがいのある仕事です。東京や大阪のような都市部では、いつも同じような部材で成り立ちますが、沖縄のように海風が強いなど設計条件が悪い地域では、いつも通りの部材では通用せず、その難しさもこの仕事の面白さのひとつだと感じています。

あなたが想う日本コンベヤで働く魅力を届けてください。
私が入社を決めた理由のひとつに、大きな建築物に関われるという点がありました。設計に携わった立体駐車装置やコンベヤ設備が、Google Mapなどで実際に確認できたり、家族や友人にも「ここを担当した」と話せるのも、この仕事の一つの魅力だと感じています。自分の仕事の成果が目に見える形で社会に残るというのは、やりがいにつながっています。
また、コンベヤや立体駐車装置は、大型の構造部材から精密な機械部品まで幅広い部品を扱っており、多様な機械設計に触れられる環境です。たくさんの機械要素や構造に興味がある方には、非常に向いている仕事だと思います。納入した設備が街の一部として長く使われ、地図に残っていくという点でも、機械設計としての達成感を味わえる仕事だと思います。

今後、チャレンジしたいことはなんですか?
構造設計の仕事には、昔からのやり方が今も多く残っています。しかし、技術の発展により新しい手法を取り入れることで、現場の作業がより効率的で作りやすくなると感じています。現場からも新しい技術の活用による改善の声が多く聞かれ、これからの会社の成長には欠かせない要素だと思います。若い人は新しい技術に詳しいため、そうした変化を若手から少しずつ推進していきたいと考えています。構造設計は現場が設計通りに作業を進めるため、設計担当者が変わり新しい視点や技術を取り入れることが重要だと思いますので、そこにチャレンジしていきたいですね。