
PERSON
社員が語る仕事とやりがい

ずっと最前線で

日本コンベヤに入社した決め手はなんですか?
大学では機械工学を専攻し、熱力学、流体力学、材料力学など、いわゆる「四力」と呼ばれる基礎分野を幅広く学び、ロボットコンテストに参加して、制御や組み立てにも取り組みました。授業の中では3D CADを使った設計も経験したことで、将来は、それを活かせる仕事に就きたいという思いが強くありました。理系で学んだ知識を活かしながら、実際にモノづくりに関われる仕事を探していた中で、学校に届いた推薦資料をきっかけに日本コンベヤのことを知り、調べていくうちに立体駐車場の機械装置に興味を持ちました。身近な存在ではあったものの、構造や仕組みまでは知らなかったので、「こんなものが自分にも作れるんだ」という発見があり、魅力を感じました。

現在の仕事内容とやりがいを感じる瞬間を教えてください。
私の業務は、立体駐車装置の設置に必要な「強度計算」や「関連書類の作成」を通じて、国土交通省からの設置許可を取得することです。業務は2人体制で行っており、私は国土交通省との折衝を担当し、もう一人が資料作成を担っています。現在はエレベータ方式の装置について、国土交通省の認定取得に取り組んでいます。プロジェクトは約1年の長期にわたり、計画的かつ丁寧に進めています。
特に、プロジェクトのスタート時点での準備が非常に重要であり、その部分を自分が担当している責任を強く感じています。長期間にわたり何度もチェックや修正を重ね、認定取得に向けて着実に進めていくため、認定が下りた瞬間の達成感は格別です。こうした経験を通じて、専門的な知識と緻密な作業の重要性を実感しています。

あなたが想う日本コンベヤで働く魅力を届けてください。
当社はまだ若手社員は少ないため、若手の存在は貴重で重宝されると思います。私の世代の上の層がやや抜けているため、若手が先頭に立って活躍することが期待されており、自分の意見も通りやすい柔軟な会社だと感じています。現在は認定資料の作成を主に担当していますが、開発機が完成した後に行う認定資料の作成という形で、開発業務のサポートも兼ねています。開発業務は会社の未来を担う重要な仕事であり、5年目の私の意見も柔軟に取り入れてもらえていることに大きなやりがいを感じています。また、年間休日129日に加え、誕生日休暇や資格手当など福利厚生も充実しており、ワークライフバランスも保たれているため、安心して長く働ける環境だと実感しています。

今後、チャレンジしたいことはなんですか?
開発業務を通じて感じるのは、当社の立体駐車装置には2つの機種があり、それぞれの使える部分を組み合わせて活用する発想はあるものの、0から1を生み出す力が自分にはまだ足りないということです。直属の上司は豊富な知識と経験を持ち、どうすれば良くなるか常に新しい発想を持っているため、上司の元で学べることを非常にありがたく思っています。将来的には、そうした発想力を身につけたいと強く思う一方で、自分は管理職ではなく技術者として現場に立ち続けたいという気持ちがあります。自分のやっていることを後輩に見せながら技術を伝えていける存在でありたいと考えています。