NC標準ローラについて
当社が長距離コンベヤのエンジニアリングに優れている一つの要因として、ローラの品質があります。
ベルトコンベヤの機長が長くなっていく程ローラの回転抵抗は動力に影響を与えます。
そのためシールの摩擦抵抗・可動部重量(シャフトを除くローラ回転部の重量)を低減することに長年研究を積み重ねて参りました。
【NC標準ローラの構造】
- ローラセル STK400
- シャフト SGD400-D
- ベアリングケース SPHD
- ボールベアリング #620XZZ
- 内側シール PBT-G
- 外側シール POM
- 内側ストップリング SWC
- 外側ストップリング S65CM
【低い回転抵抗】
項目 | 回転摩擦係数 |
---|---|
JISB8805(f値) | 0.022 |
MFR型ローラ 但し、次の試験条件による。 試験荷重=30kgf 回転周速=200m/min |
最大 0.0088 最小 0.0020 平均 0.00588 但し、サンプル数50個の 計測データによる。 |
【優れた防塵・防水性】
ローラが回転すると、遠心力によりグリスポケット内のグリスは微小隙間を少しずつ外周方向へ移動し、外部から侵入してくるダストと平衡状態を保ちます。
【小さな回転振れ】
回転振れの精度基準はJISにはなく、海外規格のDINがありますが、弊社はそれを上回る自社基準を定めています。
DIN 22112
単位:mm
キャリアローラ長さ寸法 | 回転振れ | |
---|---|---|
外径~133 | 外径133~ | |
530~ | 0.5 | 0.6 |
600~900 | 0.7 | 0.9 |
1050~1400 | 1.3 | 1.6 |