特殊自動調芯アイドラ

ベルト蛇行を防止する自動調芯アイドラ

ベルトコンベヤ運転におけるトラブルのひとつにベルト蛇行があげられます。
コンベヤ運転中に蛇行が発生すると運搬物の荷こぼれやベルトの耳損傷等の悪影響を引き起こします。
弊社は永年、この問題を安価に且つ工事期間も短く解決するために自動調芯アイドラの採用をご提案して参りました。

サイドリンク式OL自動調芯アイドラ

サイドリンク式OL自動調芯アイドラの特長

  1. リンク構造であるため調芯性に優れる。
  2. 瞬間作動でベルトを正常化しベルト損耗が少ない。
  3. ベルト幅の大小にかかわらず容易に使用できます。
  4. 使用しているローラは、JIS規格ローラです。
  5. 他種の自動調芯アイドラに比べて廉価です。
  6. ベッドへの落鉱堆積が少ない。
  7. サイドローラにはベルト、ローラ摩耗防止のためウレタンゴムを加工しています。
サイドリンク式OL自動調芯アイドラ

進化した自動調芯アイドラ

弊社は、様々な工夫をこらし、あらゆる設備関連のベルトコンベヤを納入して参りました。
永年の豊富な経験から、画一的な自動調芯アイドラではなく、使用状況に応じた特殊自動調芯アイドラを開発しました。
自動調芯アイドラ SUS製自動調芯アイドラ 手動調芯リターンアイドラ 傾斜自動調芯リターンアイドラ 押し下げ式自動調芯リターンアイドラ

●SUS製自動調芯アイドラ

Point1.長寿命
すべての可動部にステンレス材を使用【※図1】することにより、腐食から来る動作不良を撲滅。長寿命化を実現しました。

Point2.可動部の固着防止
ステンレス材を使用しているので錆付きによる固着を防止します。
旋回中心部は密閉構造(水分・粉塵の進入防止)の上にベヤリング【※図2】を採用することでより可動部の安定性が向上しました。

SUS製自動調芯アイドラ


●手動調芯リタンアイドラ

Point1.クセのある蛇行を強制調芯
コンベヤによってはベルト蛇行方向が決まった方向であるということも見受けられます。
その場合、両側均等に作用する汎用自動調芯では調芯効果が不足がちになってしまいます。
蛇行の原因箇所を適正角度に固定【※図3】することで、これらの問題を解決することができます。

Point2.事故防止
残念ながら危険な蛇行調整を行って、人身事故が発生したという事が少なからずあります。
【※図4】歩道側(安全エリア)から調整作業が行えるよう手動ハンドルを設置しました。

手動調芯リタンアイドラ

●傾斜自動調芯リタンアイドラ

Point1.調芯性の高い理に適った構造
ローラ旋回台の軸心を傾斜させる【※図5】ことにより、サイドローラを用いることなく調芯力を発生させることができます。
ベルト蛇行の作用により旋回台が旋回しますと、ローラの片側半分がベルト面より高く位置することになりベルトへのローラ押付け力が増大します。【※図6】増大したローラ押付け力により確実な調芯力が発生します。

Point2.消耗品がなくエコロジー
サイドローラが不要なので、交換作業等の保守費用を抑える他、耳切れ等のベルトに関するリスクを排除します。また、環境資源の節約にも貢献します。

傾斜自動調芯リタンアイドラ
傾斜自動調芯リタンアイドラ

●押し下げ式自動調芯リタンアイドラ

Point1.落鉱堆積による動作不良の防止
ベルトリターン側は搬送物が付着した面がローラに接触する為、ベルトがローラを通過する際に落鉱が生じます。自動調芯アイドラの旋回部まで落鉱が堆積してしまいますと、固着して調芯機能が低下します。【※図7】押し下げ式にすることで、落鉱による動作不良の原因を排除しました。【※図8】

Point2.取付スペースがなくても設置可能
機構をローラの上部にまとめたので、ベルト下に取付スペースが確保できない箇所にも取付が可能です。

押し下げ式自動調芯リタンアイドラ

ベルトコンベヤ製品情報

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